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建築家とデザイナーの声を聞く

3/1(火)に、建築博物館ギャラリーで行われた
日本建築学会のトークイベントへ行ってきました。

『建築雑誌「表紙プロジェクト」について』

「建築雑誌」というのは、日本建築学会の会誌(月刊誌)なのですが、
slash/kitasenzoku[スラッシュアキタセンゾク]
の設計者である篠原聡子さんが、
2014~2015年の2年間の編集長を務めていました。

このトークイベントは、
2年間の表紙となったアート作品と
24冊の会誌の展示に合わせて行われたもので、

編集に関わった多くの学会員の中の数名と、
表紙のデザイナーさん達による
編集裏話を楽しみました。

印象的だったお話は幾つもあるのですが、
長くなりそうなので2つだけ。

 

1.表紙のデザインに関して

「住むことから考える」というテーマで作られた作品たち。
皆さんの部屋の中にある身近なもので作成した立体作品の写真を、
なんと、今では殆ど無くなった「青焼き」という手法で印刷し、
手作業で色付けしたものが表紙になっていたそう。
「青焼き」と聞いて胸が熱くなる方もいるのでは。

写真では分かりにくいのですが、
壁に掛かっているものがその「青焼き」作品です。
ちなみに、床のショーケース内が
青焼き前の立体作品です。

これは、お肉や刺身の入っているトレーをモンタージュしたもの。

 

2.会誌という役割以上の挑戦

通常、会誌といえば、決められたフォーマットにしたがって
その時の時事的な内容を取り上げるのが主流ですが、
この2年間は、会員の編集チーム内で取り上げたい内容をチャート化し、
取材方法から記事の掲載方法まで、
どれも実験的で型にはまらないものとしたそう。

これがそのチャートですね。

紙面をフォーマット化できないので、編集者は大変困った様ですが、
意味のある中身の濃いものになったと。

来場していたVague[ヴァーグ]の設計者、北山恒さんも
今回の編集に関わった1人とのことで、
最後のコメントにこの様なことを仰っていました。

「プリントメディアとして残るものは、思想性を持つものであるべき」

この一言に、この2年間の学会員が目指したもの、
建築に対しての熱意が集約されているなと感じました。

 

こういったイベントは休日が多いので、
平日休みの私としては、久々に建築家の声を直に触れられて
身が引き締まる思いでした。

皆さんも、興味のある物件の設計者、
自分が住んでいる部屋の設計者のトークイベントがあれば
足を運んでみてはいかがでしょうか。
素敵な発見がありそうです。

by hirabayashi

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